治山工事の山下組
治山事業とは、森林を守り育てるために行う土木工事などの総称です。
森林の持つ人々の暮らしに役立つ様々な役割や効用等を効果的に発揮させることと、山地などで発生する災害から人々の生命や財産を守ること、生活や産業等になくてはならない貴重な水資源である水源を守り育てること、合わせて森林を通じて生活環境を守り育てる事業を言います。
山下組は、治山事業を通じて山と森に守られる豊かなふるさとづくりに貢献します。
治山事業の法的根拠
- 1:森林法第41条に規定される「保安施設事業」
- 2:地すべり等防止法第2条に規定される「地すべり防止工事」のうち、同法51条第1項第2号の林野庁所管の地すべり防止区域で行うものの総称
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集水井工(しゅうすいせいこう)
地すべりが起こりやすい地形の場所に、地すべりの要因となる地下水をコントロールするための工事で、地下水が集中する場所に深い井戸を掘ってそこに地下水を集めて地表や川等に流して地すべりを防ぎます。
地滑り防止工事
山腹工事
治山ダム工事
治水、利水、治山、砂防など水や土砂をせき止め、そのほか土石流等を捕捉する目的に創られる治山ダム(堰堤)工事はコンクリート谷止工や鋼製谷止工により施工されます。山下組は、豊富な実績のもと、さまざまな治山ダム工事を手掛けております。
アンカー工(アンカーこう)
アンカー工とは地すべりが起きやすい斜面などに、杭を打ち込むように小さく掘削した孔に、地すべりによる引っ張りに耐える高強度鋼材のアンカーボルトを埋め込み、地盤を安定させることで壁面や斜面などの崩壊を予防する工事です。
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法面処理工事
法枠工とは、法面(斜面)に格子状あるいは亀甲状のモルタルやコンクリートで枠を設けることで、法面を安定させ風化や浸食、崩壊などを防ぐ工法で、これにアンカー工を併用することで耐久性を高めたものがアンカー法枠工です。
林道工事
林道工事は、重要な水資源地である国有林や民有林などの森林において、森林整備や木材などの搬出に利用される道を整備する工事です。国有林の林道は、地形に沿った路線を設置するためにカーブが多く、また未舗装で道幅も3.0~4.0mと規格の小さな構造ですが、土留などを目的とする構造物に、木材を使用するなど,環境にやさしい構造です。(林野庁のホームページより)
山下組は、豊富な実績のもと、環境にやさしい林道工事を行っています。